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製品情報 ボスとその弱点 ライフアップ(8つ) サブタンク(2つ) EXアイテムEXアイテム 武器エネルギータンク パーツ(エックスのみ)ヘッドパーツ ボディパーツ フットパーツ アームパーツ プラズマチャージ ストックチャージ アルティメットアーマー(エックスのみ)PS版 SS版 pc版 性能 黒ゼロ(ゼロのみ)PS版 SS版 pc版 ゼロの通常技コンボ(ボスに有効) 効率の良いステージ攻略の流れエックスその1 エックスその2(100%回収ルート) ゼロその1(100%RTA向け) ゼロその2(Any%RTA向け) ゼロその3(弱点をなるべく突ける初心者向け) 小技 製品情報 ver 発売日 税込定価 備考 amazon PS版 1997/08/01 6,090円 amazon PS版SPECIAL LIMITED PACK 1997/08/01 7,140円 フィギュア付き amazon SS版 1997/08/01 6,090円 amazon SS版 1997/08/01 7,140円 フィギュア付き amazon SS版サタコレ 1998/12/10 amazon Windows版(カプコン) 1998/12/03 Windows版(メディアカイト) 1999/11/12 2,100円 amazon Windows版(メディアカイト) 2004/7/16 amazon PS版the Best for Family 1998/11/26日 2,940円 amazon PS版PSOneBooks 2003/09/18 1,890円 薄型プラケース+説明書外付け amazon ボスとその弱点 ボス エックス ゼロ ウェブ・スパイダス ツインスラッシャー(糸を切る) 疾風牙 スプリット・マシュラーム ライトニングウェブ 雷神撃 サイバー・クジャッカー ソウルボディ 龍炎刃 ストーム・フクロウル エイミングレーザー 落鳳破 マグマード・ドラグーン ダブルサイクロン (強いて言えば)雷神撃 フロスト・キバトドス ライジングファイア 龍炎刃 ジェット・スティングレン フロストタワー 氷烈斬 スラッシュ・ビストレオ グランドハンター (強いて言えば)雷神撃 カーネル フロストタワー 氷烈斬 ダブル ダブルサイクロン(特殊動作に入ってしまうため、チャージバスターの方が有効) - アイリス - 龍炎刃 ジェネラル ツインスラッシャー 空円斬、手に乗って通常斬り3弾目 シグマ(1) (溜め)ライジングファイア 龍炎刃 シグマ(2) ライトニングウェブ 落鳳破、空円斬 シグマ(3・右上) ソウルボディ 龍炎刃、空円斬 シグマ(3・左下) グランドハンター 疾風牙、(吸い込み中)三段斬り ライフアップ(8つ) スパイダスステージ 後半、2つ目の燃やせる木の幹の中(炎の攻撃で入手)。 マシュラームステージ 後半、床が抜けるエリアの上。ライトニングウェブor空円舞推奨。 クジャッカーステージ 前半、エリア1(ゼロはエリア2)を「S」ランクを出して抜ける。 フクロウルステージ 前半、下に極太ビームを放つ最初のUFOの下(足場破壊前に回収)。 ドラグーンステージ 後半、ライドアーマー手前の階段状通路の左上。 キバトドスステージ 前半、分岐を下に進んだエリアの氷ブロックの上(炎の攻撃で入手)。 スティングレンステージ 前半、三回目のジャンプゾーンでの上下の分岐をジャンプせず下へ。 ビストレオステージ 後半、列車上(列車を破壊すればライドアーマーでも取れる)。 サブタンク(2つ) 入手ステージ 解説 クジャッカーステージ 前半、エリア2(ゼロはエリア3)を「S」ランクを出して抜ける。 スティングレンステージ 後半、2回目のスティングレン出現後の分岐をジャンプ&ダッシュで上へ。スティングレン登場、上と下に破壊できるブロック登場、登り坂の後にジャンプしてダッシュ。 EXアイテム 入手ステージ 解説 キバトドスステージ 前半、崩れる足場地帯の一番右端の上。ライトニングウェブ&空円斬 EXアイテム 残機が3機から5機になる。 武器エネルギータンク 入手ステージ 解説 キバトドスステージ 後半、氷のブロック地帯の最後の一番上の段。 パーツ(エックスのみ) 名称 必須 入手ステージ 詳細 ヘッドパーツ なし クジャッカーステージ 前半、エリア3を「S」ランクを出して抜ける。ソウルボディ推奨。 ボディーパーツ アームパーツツインスラッシャー ドラグーンステージ 後半、ライドアーマーに乗って右上にダッシュジャンプ&乗り捨てジャンプ。チャージツインスラッシャーで岩を破壊。 フットパーツ なし スパイダスステージ 前半、降りていくところの右にある小部屋。 アームパーツ ライトニングウェブ フクロウルステージ 後半、トゲ地帯の上。ウェブを蹴ってジャンプでもギリギリ届くが、ジャンプ後にノヴァストライクを出すと高さに余裕ができる。 ヘッドパーツ 非チャージの特殊武器が使い放題になる。 ボディパーツ 被ダメージ1/2。 被ダメージを蓄積することで、威力が非常に高いノヴァ・ストライクを使用可能。 フットパーツ エアダッシュとホバリングが可能になる。 エアダッシュは終了後にダッシュジャンプ属性が付かない。 ホバリングは前後に移動すると効果時間が短くなる。敵に高さを合わせての攻撃連射の際に効果を発揮する。 アームパーツ プラズマチャージとストックチャージの択一。パーツカプセルまで行けば何度でも換装可能。 特殊武器のチャージはどちらでも可能。 プラズマチャージ 大きい弾。高い貫通力を持つ。 対象にヒット後、多段判定ののプラズマを発生させる。 本体の威力は通常のフルチャージと同じ。 プラズマは3回まで(?)ヒットで、画面中に3個まで出せる。 ボスには本体+プラズマ1ダメージしかヒットしない。 画面中に複数の敵がいる場合に効果的。 ストックチャージ 中くらいの大きさの弾。 通常のフルチャージ時間で一気に2発分チャージされ、そこから最大で4発までストックできる。 威力は4発とも通常のフルチャージと同じ。 他のチャージバスターと異なり、攻撃ボタンを押すことによって弾が発射される。 R1などを押しっぱなしにしてチャージ(疑似オートチャージ)し、□ボタンを押すことで発射すると効率的。 全弾が連続ヒットする中ボスなど単一の固い敵や、ボスの無敵時間の切れ目を狙うと効果的。 アルティメットアーマー(エックスのみ) 以下の手順の後、パーツカプセルのいずれかに行くと手に入る。 ノーマルエックスの体の水色が若干紫色がかる。 PS版 1 プレイヤーセレクト画面で“エックス”にカーソルを合わせる。 2 ×ボタンを2回押してから、十字コントローラーの左を6回押す。 3 L1ボタンとR2ボタンを押しながら、キャラクターを決定する。 SS版 1 プレイヤーセレクト画面で“エックス”にカーソルを合わせる。 2 Bボタンを2回押してから、十字コントローラーの左を6回押す。 3 LボタンとRボタンを押しながら、キャラクターを決定する。 pc版 下を押しながら決定を押す。 性能 ヘッド・ボディ・フット・アーム(プラズマ)の能力+ノヴァ・ストライク無制限使用可能。 黒ゼロ(ゼロのみ) 性能変化なし。ゲームスタート時から黒くなる。 PS版 1 プレイヤーセレクト画面で“ゼロ”にカーソルを合わせる。 2 R1ボタンを押しながら、十字コントローラーの右を6回押す。 3 ×ボタンを押しながら、キャラクターを決定する。 SS版 1 プレイヤーセレクト画面で“ゼロ”にカーソルを合わせる。 2 Rボタンを押しながら、十字コントローラーの右を6回押す。 3 Bボタンを押しながら、キャラクターを決定する。 pc版 上を押しながら決定する。 ゼロの通常技コンボ(ボスに有効) その1 通常技1→通常技2→ダッシュ→通常技1…以下繰り返し その2 通常技1→通常技2→ダッシュ→通常技1→通常技2→雷神撃(→ダッシュ→通常技1…) その3 通常技1→通常技2→雷神撃(→ダッシュ→通常技1…) その4 雷神撃→ダッシュ→通常技1→通常技2…以下繰り返し 効率の良いステージ攻略の流れ エックスその1 弱点順。 アイテム回収の観点なら、最初はスパイダスを。 EXアイテムが不要ならキバトドス起点でもいい。 一周で取れるライフアップ、パーツの数は一緒、こちらはスティングレンステージで早めにサブタンクが手に入る、自然にカーネルの弱点を突けるメリットがある。 エックスもゼロも開始直後にマリンベース(スティングレンステージ)で、 ライフアップ、サブタンクを取るとよい(初心者におすすめ) エックスその2(100%回収ルート) 1 マグマード・ドラグーン ライフアップ回収、ボディパーツ回収は後回し 2 ウェブ・スパイダス ライフアップ、フットパーツ回収 3 フロスト・キバトドス ライフアップ、EXアイテム、武器エネルギータンク回収 4 スプリット・マシュラーム ライフアップ回収 5 カーネル - 6 サイバー・クジャッカー ライフアップ、ヘッドパーツ、サブタンク回収 7 ストーム・フクロウル ライフアップ、アームパーツ回収 8 ジェット・スティングレン ライフアップ、サブタンク回収 9 スラッシュ・ビストレオ ライフアップ回収 10 マグマード・ドラグーン ボディパーツ回収 ゼロその1(100%RTA向け) ドラグーン→クジャッカー→マシュラーム→スティングレン→キバトドス→スパイダス→ビストレオ→フクロウル ゼロその2(Any%RTA向け) ドラグーン→クジャッカー→キバトドス→マシュラーム→スティングレン→スパイダス→ビストレオ→フクロウル 一回りで全アイテムを揃えられる上級者用。Any%はアイテム回収を考慮しない。 4番手以降はさほどタイムに影響しない。 ゼロの場合は「スパイダス、キバトドスの前にドラグーンを倒す」だけ守れば全アイテムを一周で回収可能。 ドラグーンは攻撃は激しいが他のボスより無敵時間が短いため、慣れると立て続けにダメージを与えやすい。 また、クジャッカーは空円斬取得後はジャンプ斬りのダメージが半減するので、クリアタイム狙いなら空円斬習得前に倒すのが理想(ステージ難易度は少し上がるが)。 逆にマシュラーム、クジャッカーを除く8ボスは空円斬の方がダメージが大きい。 ゼロその3(弱点をなるべく突ける初心者向け) スパイダス→マシュラーム→キバトドス→スティングレン→ビストレオ→ドラグーン→クジャッカー→フクロウル ドラグーンを序盤に倒すか、ライフアップ2個を後から回収or無視するか、自身の方針次第。 あまり攻略に影響しないビストレオはいつでもいい。 キバトドスもエックスと違って途中のカーネル戦がないので、好きなタイミングで倒しに行くといい。 小技 ゼロ滅多斬り □と○を交互に連打or□と→を交互連打。後者は2段目が出るがコントローラーを持ち直す必要がない。状況や相手によって使い分ける。 ゼロの3段斬り 3段とも当たる→ビストレオ、ドラグーン、マシュラーム、アイリス(クリスタル)、ジェネラル、シグマ(スライムボディ) 2段目で無敵になる→スティングレン、フクロウル、カーネル、デスシグマ 1段目で無敵になる→スパイダス、クジャッカー、キバトドス 実質当てられない奴は除外 ジェネラルの真の弱点武器 ゼロの通常一段目。ロケットパンチを高めに誘い、被弾覚悟で当てに行けば信じられないくらい減る。無論滅多斬りで瞬殺可能。 ボスの無敵解除 これはストーム・フクロウル、カーネル、ウェブ・スパイダスで確認されている フクロウル ゼロ 落鳳破を0距離で放つと大ダメージ X 緑色のエネルギー弾を連続で打ってくる時の腕を振り上げる瞬間にダメージを与えると短時間だが無敵時間がなくなる。 この場合プラズマが有効。また弱点武器を持っている場合、エイミングレーザーを当て少しだけはなれてノヴァストライクをあてると無敵時間がなくなり大ダメージ(8割くらい削れる。うまくいけば瞬殺) カーネル 剣から斬撃を飛ばし始める時に腰を低くする動作がある。この瞬間が無敵時間がなくなる。 この時にノヴァストライクを打ち込めば3~4割ダメージを与える事が出来る。 スパイダス 画面外の木々に隠れようとする時(細かく言えばクモの巣をスパイダスが打ち手を引っ込めたあたり)になんでもいいのでダメージを与える。そうすると木々に隠れている間無敵時間が解除される(これを利用してノヴァストライクorホバリングをしながら弱点武器連射により大ダメージ) 中ボスカット マシュラームステージの中ボスは上の画面外で入室するとカットできる やり方(例) ライトニングウェブで壁げり→画面外でノヴァストライク 空円斬と普通のジャンプ斬りに対するボスの耐性(ゼロ) クジャッカー、マシュラームは通常ジャンプ斬りのダメージが大きく、空円斬の威力はその約半分。 他のボスは空円斬の方が大きいダメージを与えられる。 サブタンク溜め 氷ステージの最初で上に向かい、アイテム回収してエスケープの繰り返しが効率がいい。 溜めたサブタンクの中身と1upはセーブしてリセットするとなくなるので注意。
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アバチュ終了後に配信された。 配信データ 配信内容 外部リンク ニコニコ タグ コメント 配信データ 配信日2007/09/25 配信内容 Part3 クリスタルマンステージ。 ワン・・ツー・・スリー・・・・・・スリー!!!!!! 外部リンク ニコニコ ひろくんのロックマン5 3 タグ 2007 ゲーム配信 ロックマン コメント 名前 コメント
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流星のロックマン2(公式サイト 4月7日 ウェーブマスターズ2008~Sprinq~開催決定!! ダウンロード、開発者コラム、さらにミソラオフィシャルサイトを更新! 4月24日 DSステーションにて、バトルカード「キンググランジャー」配信中! 4月25日 流星のロックマン3公式サイトオープン 5月2日 ダウンロードのウェーブコマンドカード、開発者コラムを更新!! DSステーションにてブラザーデータ「レジェンドマスター・シン」を配信中! WM2008春の部 中部地区大会決勝の対戦映像を公開!Gカード・コラムも更新! 5月30日 WM2008春の部 九州地区大会決勝の映像を公開!ミソラサイト・コラムも更新!公式サイト内のムービーのSpring春の大会編で「北海道大会と東北大会の動画は機材トラブルのためありません。 5月30日、流星のロックマン3公式サイトの壁紙が追加!! 6月1日 「ウェーブマスターズ2008」夏の部が、次世代WHF2008内で開催決定!! 6月13日 「WM2008」春の部 関西地区大会決勝の映像を公開!更に開発者コラム更新! 6月20日、流星のロックマン3公式ページにて壁紙が1枚追加。壁紙には新しいロックマンの姿が!! 7月25日 開発者コラムを更新! ミソラ公式サイト:今月のミソラちゃん 壁紙を追加!
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流星のロックマン3のアニメ化については現時点では未定である。 原因は,海外版の発売日との遅れや,時期が経ちすぎているなどの背景があると見られる。 しかし,ファンからのアニメ化希望は多い。 また,アニメ版OPや挿入歌のCD化やアニメ版のDVD化も決まっておらず,現時点ではTV放送の録画でしかアニメを見ることができない状態であったが、2018年にオンライン配信。 イギリスの場合,流星のロックマン1の一部話数だけDVD化しており,現在もAmazonなどで購入することはできる。日本版との相違点は,アニメOPがカットされていることや声優が違うことである。 流星のロックマン3のアニメ化は難しいにしても,既存のアニメのパッケージ化はできるのではないかと思う。 流星のロックマンファンとして,このことは大変願うばかりである。 追記 ハートウェーブに関して、作曲の鳴瀬シュウヘイさんから言及。 ハートウェーブはロックマンシリーズのアルバムという形で一度なってます。ただフルはそもそも作ってないのでTVサイズ(^^; 絆は曲としてフルはありますけど歌詞がTVサイズしかないですねーhttps //t.co/dmkcOHCSmc https //t.co/cIXtpYL5E2 — 鳴瀬シュウヘイ (@shuheinaruse) 2016年1月9日
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『――であります。卒業生一同様の益々のご発展をお祈りし、ここに締めさせて頂きます』 『卒業生・在校生起立。礼、着席』 ガタガタっと騒々しい椅子が擦れる音。立ち上がる生徒達。自分では最高り演説を演じたつもりの市長。 淡々とプログラムを進めるナレーター。既に泣き出してしまっている父兄。 そして、伝統に基づいて綺麗に飾りつけられた体育館。普段の空間とは一線を覆す、華やかな場所。 そんな体育館内には所狭しと椅子やテーブルが並べられ、それと同じ数だけの人間・レプリロイド達が座っている。 ステージの天井から吊るされたプレート。体育館の側面に控えた吹奏学部。ここぞとばかりに着飾った者達。 窓の外を見ればガラス面いっぱいの桜の花を見ることが出来るだろう。三年前、今まさに祝われている生徒達が見たものと同じ、蔓延の桜を。 彼は市長の長い癖にそれ程内容のない、最悪テンプレートにしか聞こえない演説がようやく終わったのをいいことに、思わず大あくびをかいてしまった。 昨晩はこんな行事の前日だというのにやるべきことに追われ、睡眠時間をたっぷりととっていなかった所為なのかもしれないが、 彼はあくまで市長の演説がつまらなかったことの所為にするつもりだった。 こつん。流石に目立ったのか、隣に座っているクラスメイトに肘でつつかれた彼は、慌てて姿勢を正す。 幸いに次のプログラムに以降する為にその他大勢が慌だしかったお蔭で、彼の怠惰は周りには勘づかれていなかった。 「卒業式くらい、しゃんとしろ」 「う、うん」 小声で耳打ちされ、睨まれる。流石に言い返す言葉がないので、彼は小さく返すと縮こまってしまった。 そういえば入学式――ではないが、それに近い式がかつてあった――の時も同じように前日夜更かしをしてしまい大あくびをかき、 隣に座っていた兄に肘でつつかれたことがあった。それを思い出すと途端に顔が熱くなってしまい、彼は片手で顔面を覆った。 ああなんて恥ずかしいのだろう。と。 「――卒業式」 ようやく顔の火照りがおさまった彼は、ふと顔を上げてステージに吊るされたプレートに目をやった。 『第八回フロンティア学園卒業証書授与式』の文字が大きく描かれたプレートはなんということはない、ただのプレートだ。 だが彼にとってはそれだけでも大きな意味があった。 もう死んでしまった、大切な人が自分の為に無理を云って入学させてくれた学校。 沢山の友達と出逢い、ぶつかり、それでも楽しかった学校。 自分一人では判らなかったことを、沢山教えてくれた学校。 一時は卒業出来ないとまで覚悟した学校だったのに、今彼はこうしてここにいる。卒業生の列の中で座っている。 それはなんて奇跡で、素敵なことだろう。それを思い彼はふわりと口もとに小さな笑みを浮かべた。 『卒業証書授与』 そしてようやく準備が整ったらしく、ナレーターが次のプログラムを続ける。この卒業式というイベントの中でもメインのメイン。 これをする為に卒業式という儀式があるのだというコアの部分。ついにそれが始まるのだ。 思えばここまで漕ぎ着けるのに随分と時間があった。無駄に長い話をする校長先生。出だしを失敗してやり直しになった校歌。 どこぞのお偉いさん方の演説。無論さっきの市長もそれに含まれているが。 本当ならばこれを一番じっくりとこなさなければならないというのに、ここまで来るのに一時間弱とはまた困ったものだ。 この後もプログラムはずらりと並んでいる。きっと他の生徒達は心底うんざりしていることだろう。 けれど彼は違う。今まで散々焦らされた分、このプログラムが来ることへの期待感がどんどんと大きくなっていったのだ。 『三年A組起立』 卒業証書は立体映像装置によって手渡される。 渡された機器を操作することで映像の卒業証書が表示され、それをいつでも劣化なく見ることが出来るという寸法だ。 機器をPC等のデジタル機器に接続すればデータ保存も簡単ということで、最近ではそれが一般化しつつある。 呼び出されたA組の生徒達。一人一人の名が呼ばれ、それに返事をし、彼等は壇上へと上がっていく。 そして一人一人が校長と顔を合わせ、手渡しで卒業証書を渡されるのだ。 それが常識。数百年前から普通のことだが、彼にはとても素晴らしいものに見えた。 校長という最も権限の高いものが、生徒という何百人も存在する者達と一人一人顔を合わせ、証書を渡す。 生徒一人一人の存在を認め、それに祝いの念と共に渡すのだ。たった一人の生徒の為に、僅かでも時間を割いて。 生徒達はそれに向き合って受け取る。三年間自分達が学び、頑張った印を。そしてこれから先の未来へと歩きだす切符とも云える証書を。 『三年B組起立』 壇上を降りていく生徒達の中には、泣き出してしまっている者達もいる。それぞれの沢山の想い出が頭を巡ったかのように。 そんな者達を見て、彼も思わず涙が溢れそうになったのを必死で堪えた。まだ泣くときじゃあない。その涙は彼等のものであって、 自分が流す涙は別にある。今日流す涙は、誰の為のものでもない。自分の為に流すものだから。 途中で隣に座っているクラスメイトが彼の様子を心配して横目で声をかけたが、彼はふるふると首を振って笑った。 哀しいのではない。ただ、嬉しいだけなのだ。そう伝える為に。 その笑顔にクラスメイトも釣られて笑い、また壇上を見上げた。 ボーッとしていると波のように過ぎていってしまう生徒達。一枚、また一枚と消えていく卒業証書。 彼はその光景を目に焼きつけるようにジックリと見た。証書を受け取り、それぞれの表情で壇上を降りていく生徒達の顔も、姿も全て。 学校だけではない。彼の三年間を彩ってくれた者達、全てを忘れない為に。 『三年C組起立』 そして最後の号令がかかる。彼を含めた周りの生徒がその声に一斉に立ち上がった。 思えばクラスが三つとは随分と少なくなったものだ。彼が入学した時は少なくとも五つはクラスがあったというのに。 辞めていった者もいる。転校していった者もいる。しかし何より減ったのは教室だった。 イレギュラーが学校に現れたことで被害を受けたのだ。仕方なしにクラスが幾つか統合され、今のクラス数となったのだ。 しかし今となっては昔の話だ。実際に死傷者が出たわけではなく、学校が傷ついただけだというのは幸いだったと、 さっきの校長の長い話の中でも云われていたことだ。彼もそれでいいと思っている。 『――』 程なくして出席番号順に生徒の名が呼ばれ始めた。並べられた椅子の端っこから壇上へと昇り、証書を受け取っていく。 さっきまでと全く同じ光景。同じパターン。しかし三年間付き合ってきた者の多いクラスメイト達が証書を受け取っていくのは、 さっきに増して不思議な感じだった。 『クリストファー・ケビン』 「はい」 クラスメイトのクリスが名を呼ばれ、壇上へと昇っていく。 一旦校長の前まで歩いたクリスは、礼儀よくお辞儀をすると、左手、右手と順番に証書に手をかけ、もう一度お辞儀をし、壇上を降りていく。 思えばクリスはこの学校に入って、彼に初めて声をかけた生徒だった。 学校という空間に慣れない彼をよく助けてくれた。宿題をする時間がなかった時にこっそり映させてくれた。 それがばれて二人で廊下に立たされたこともあった。隠し事がばれても、彼女は何も云わずにそれを受け入れてくれた。 別に彼女とはどうという関係ではなかったが、ただいい友達だった。彼女はこの先この学校の高等部に進むと云っていたが、 成績優秀な彼女ならきっと素晴らしい道を開いていけるだろう。 『フレッド・ミルド』 「ういす」 次はフレッドだ。 思えば彼は二年前はいわゆる不良生徒だった。世の中を斜めに見て、なにかといちゃもんをつけて。 なんだってこの学校に在籍しているのか本当に謎の生徒だった。 しかし彼は変わった。いや、本当の彼を曝け出したというのだろうか。 彼は本当は優しい少年だった。正義漢や勇気を人一倍持った、純粋な少年だった。 ただそれを理解してくれる人が周りにいいなかっただけだったのだ。この三年間で、彼は自分の居場所を見つけられたのかもしれない。 壇上を降りる時に目が合ったフレッドは、彼に向かってニッと笑った。彼も肩を竦めてそれに笑顔を返す。 いつの間にかこんな関係が出来ていた。初めて出逢った時はいちゃもんをつけられ、喧嘩をふっかけられた仲だというのに。 フレッドは自分に助けられたといつも云っていたが、それは違うと彼は思う。 フレッドは彼が自分を見失った時、一番初めに引き留めに来てくれた友達だったからだ。 下手をすれば傷つけるだけでは済まなかったというのに。あの時のフレッドの勇気は、今でも彼の記憶に鮮明に残っている。 『――ウィド・ラグナーク』 「ん」 彼が証書を渡される者達一人一人に想いを抱いている内に、終わりが近付きつつあった。 校長の手元に残っている証書はもう最後といってもいい。それは同時に卒業式の一番の山であるプログラムが、もう終わるということを意味していた。 名を呼ばれたウィド・ラグナークはゆっくりと壇上へと上がった。あれ程注意したというのに直っていない不作用な礼をし、ウィドは証書を受け取る。 ギシギシとまだ馴染みきっていない義手が音を立てた。一年前の闘いで負傷した腕は回復が見込めず、結局義手になってしまったとウィドは云っていた。 その時に受けたウィドの痛みは彼には計り知れない。が、今では殆ど日常生活には差し支えなく振る舞っていることから、 もう殆ど大丈夫なのだろう。 彼もまたこの学校に来て変わった者の一人だったと思う。 人付き合いが苦手で、気を許した相手にしか表情すら変えない、そんな少年だったウィド。それがこの学校に来て、このクラスに触れ、除々に変わっていった。 今でもまだ人付き合いは苦手だとウィドは云うけれど、それでも一年前に転校してきた時の彼とは違う。 自然に笑みを零せるようになったウィドは、立派なクラスの一員だった。 「・・・」 ウィドが席に戻り、三年C組の生徒達が腰を降ろす。校長の手元の卒業証書入れも空っぽだ。 しばしシンとその場に静寂が走る。二秒、いや三秒か。そしてその沈黙を破るべく、ナレーターが次の言葉をマイクにぶつけた。 『そして卒業生代表・徳川健次郎』 「・・はい!」 彼――徳川健次郎が椅子から立ち上がった。この学校を巣立っていく卒業生――その代表として。 三年C組の端っこの席に座っていた健次郎は、壇上に昇る為、必然的に全ての列を前を通る。 つまり卒業生全員の視線に晒されることとなるのだ。 普通ならばとても緊張する行為だろう。無論健次郎自身この瞬間、とても緊張すると覚悟を決めてきた。 けれど、本当は違う。健次郎の心を埋めたのは緊張よりも喜びだったからだ。 「みんな・・」 思わず言葉が漏れてしまう。 何故なら健次郎を見送る生徒達の視線がとても優しく、暖かだったからだ。 健次郎は胸の内が暖かくを通り越えて熱くなるのを感じながら、壇上への階段に足をかけた。 たった五段の階段。たったそれだけの数に過ぎない段数。だが、今まで過ごしてきた三年間と同じくらいの重さが、この五段にはあるのだ。 一段――登校日数が極端に少ない自分が、こうしている卒業式を皆と共に迎えられるとは、なんて素晴らしいことなのだろう。 二段――その為に沢山助力をしてくれた仲間達、先生達。きっと健次郎は彼等を生涯忘れないだろう。 三段――何度もイレギュラーの手から護った学校。破損は何度もしてしまったけれど、今こうしてここにあるのは、自分がここを護ったからだと胸を張って云える。 四段――エックスとゼロの弟であるということは誇りである。が、ここはそれ以外の自分をも創り出してくれた、大切な場所。 五段――卒業生代表として生徒達によって選ばれた健次郎は・・きっと、いやとても幸せ者に違いない。 「卒業おめでとう。徳川君」 「はい。慎んでお受けします」 礼を交わし、校長と向き合う。実際に校長と会話をしたのはこれが初めてだったが、この一瞬でもこの校長の人間性が確かに判る。 目を細め、小さく笑んだ校長先生。セイアは静かに左手を出し、右手を出し、卒業生代表用に別途用意された証書を受け取る。 「立派になったものだ。君だけではないよ。ここにいる卒業生全員が、君と同じように立派になった」 そう云う校長の目は健次郎を通して、後ろの卒業生全員に向けられていることが判る。 健次郎はそれに笑みで応えた。きっと、そう入学したばかりだったハンターとしてもレプリロイドとしても未熟な彼には出来なかった笑みで。 そして健次郎は頭を下げた。この学校を巣立つという、最後の儀式を。けれど頭を上げても校長が返礼をした気配はない。 何事かと首を傾げると、校長はまるで何か愛おしいものを見るかのような顔で囁いた。 「徳川君。振り向きたまえ」 「えっ・・・?」 健次郎が振り向いた瞬間に、ナレーターが、次のプログラムを、口にした。 『卒業生・在校生斉唱』 そして健次郎が知らない間に用意を完了していた吹奏楽部が、壇上の隅っこのピアノの前に座っている教師が、一斉にそれを奏で始める。 それはよくある卒業の歌でもなければ、洒落たポップスでもない。 プログラムシートに書かれていない――健次郎は全く知らなかった、イレギュラーなプログラム。 それでも彼等は歌い出した。いつか音楽の時間か何で健次郎も聞いたことのある、健次郎が一番好きだった合唱曲を。 マイバラードを―― ――みんなで歌おう 心をひとつにして 悲しいときも つらいときも みんなで歌おう 大きな声を出して はずかしがらず 歌おうよ 心燃える歌が 歌がきっと君のもとへ きらめけ世界中に ぼくの歌を乗せて きらめけ世界中に 届け愛のメッセージ みんなで語ろう 心をなごませて 楽しいときも うれしいときも みんなで語ろう 素直に心開いて どんな小さな 悩みごとも 心痛む思い たとえ君を苦しめても 仲間がここにいるよ いつも君を見てる 僕らは助け合って 生きてゆこういつまでも 心燃える歌が 歌がきっと君のもとへ きらめけ世界中に ぼくの歌を乗せて きらめけ世界中に 届け愛のメッセージ 届け愛のメッセージ―― 「みん・・な。みんな・・・ありが・とう」 今日は流さないと決めた涙が、健次郎の頬を伝わっていった。 そしてこれが、現代でセイアが最後に流す涙―― ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 遂にイレギュラー・ハンター上層部の決定が揺らぐことはなかった。 客観的に見てその決定は至極当然のことだろう。 イレギュラー・ハンターがイレギュラー・ハンターである限り、始める前から方針は決まっていたようなものだ。 それでも少年が残してきた功績は偉大だった。最後の最後で処分が軽くなったことは奇跡に近い。 いや、今まで奇跡を起こし続けてきた少年だからこそ、最後の最後で自らの為の奇跡を起こしたと云ってもいい。 それが本人にとって奇跡と呼べるかどうかは定かではない。寧ろ少年の心を晴らすには余りにも稚拙過ぎていた。 少年は言い渡された処分をただ静かに受け入れたという。 その瞳の奥にどんな色が宿っていたのか、一番近くに座っていた彼の父ですらわからない。 その日の少年の顔は永遠に謎になってしまった。 小さな希望を訊ねられたとき、少年は猶予を彼等に求めた。 それは無意味な時間にしがみつく為の足掻きでなく、彼の最も大切な者に示すけじめの為の時間。 少年が終始纏っていた服装からも、それは明白だったことだろう。 時間は与えられた。高く歌う北風が柔らかな春風に変わるまでの、ほんの僅かな時間が。 そして今日が最後の日だった。少年が待ち焦がれ、また最も恐れていた時が来てしまった―― ――徳川健次郎。正式名称ロックマン・セイヴァー。第十七精鋭部隊の副隊長にして最強のイレギュラー・ハンター。 エックスを殉職にまで追い詰めたDr.ワイリー。並びにその遺産であるデス・リミテッド。 レッド・アラートを名乗る自衛団との小競り合い。フォース・メタルを巡るギガンティスでの闘い。それらを終結させた名誉隊員。 ・・そして今後イレギュラー化が大きく懸念される危険分子。 上層部が彼に下した処分は―― 「それは一体どういうことだっ!」 滅多に声を荒らげないウィドの怒号が研究室内に騒々しく響いた。普段殆ど大きな声を出さないウィドの怒号は途中で裏返る程のものだったけれど、 それを向けられた健次郎は――セイアは怯むことなく真っ直ぐにウィドの瞳を見詰めたままだった。 「どういうことも何も、言葉通りだ」 「言葉通りだと?ふざけるな!」 キリキリと金属音を立てるウィドの義手がセイアの胸ぐらを掴んだ。生身の腕とは比べ物にならない腕力で壁に叩き付けられるも、 セイアは未だに冷静な顔を崩そうとしなかった。 セイアの真っ直ぐな視線に射抜かれて、ウィドは更に表情を歪める。しかも流石の機械腕の腕力もセイアには全く通じず、容易く振りほどかれてしまったものだから、 ウィドはただセイアを睨むことしか出来なかった。 セイアは二、三歩歩いて窓に手を当てた。紅のアーマーを身につけた彼の後姿は凜々しいが、今はなんだか小さく見えるような気がした。 「セイア・・あれからもう一年だ。あれ以来お前の身体に特に異常はなかった筈だ!それなのにどうして・・!」 「・・・・」 振り返り、セイアはウィドの顔を見た。その瞳に感情はない。ただ淡々と見返す瞳だけがそこにはあった。 「セイア・・!!」 「僕の体内にはリミテッドが残っているんだ。検査結果はいつも同じ。何度やっても取り除くことはできなかった。 取り除く為には、長い年月をかけてゆっくりとやるしかない。君だって判っているだろう・・?」 握り締められた鎧の胸部が軋みを上げる。いっそ砕けてしまえばどれだけ楽だったことだろう。 セイアがどれだけ力を入れても決して壊れないアーマーが、まるでその奥にあるものの根深さを暗示しているようにも見えた。 「・・・何故、黙っていたんだ。何故だ、答えろっ!」 「・・云い出せなかったんだ」 蚊の鳴くような小さな声で答えるセイアの頬を、ウィドの鉄拳が殴りつける。セイアは抵抗することなくそれを受け入れた。 二度三度殴られて壁に押し付けられても、ただ黙って身を任せる。ウィドにはそれが悔しくて仕方なかった。 「云い出せなかっただと・・!?貴様・・!」 「隠すつもりはなかったんだ。ずっと云おう云おうと思っていた。でも、いざ云おうとするとどうしても無理だったんだ。 なんて云えばいいかわからなかった。本当は・・・!」 言葉を最後まで紡ぐ前に、セイアは顔を背ける。 これ以上口を開けば逃げ出してしまいそうになるからだ。決して流さないと決めた涙が溢れそうで、必死にそれを押しとどめた。 ウィドにはそれが痛みを堪えているようにしか思えない。自らを置いて消えようとする少年の心など、彼にはもはや関係のないことだった。 「博士、もう時間ですね」 「・・そうだね。そろそろ始めようか」 押し黙っていたDr.ゲイトが息子の呼びかけに口を開く。 普段の軽い印象などどこにもない。二つや三つ挟んでもおかしくなかった言葉すらなかった。 既に用意されていた休眠カプセルは口を開けている。棺おけと称するべき、休眠カプセルが。 「待て、待てセイア!俺達は友達じゃなかったのか、またお前は俺を置いていくのか!?待ってくれ、セイアっ!!」 「ウィド・・・」 カプセルへ入り、寝そべるセイア。それが封印されているゼロの姿に重なって、ウィドは半狂乱になって叫ぶ。 「ごめん、ウィド」 セイアはウィドの名を呼んだ。もうスイッチを軽く押し込むだけで封印という名の闇に陥れられる状態で、 セイアは最後に云う。セイアが最後に向ける、ウィドへの・・親友への言葉だった。 「君を、忘れない」 セイアの瞳から一粒の涙が滑って落ちる。 ウィドの目にそれは映らなかった。 「セイ・・!!」 「それじゃあ始めるよ、セイア。予定では約百年後の夏頃に封印が解ける筈」 「・・はい。お願いします、博士」 「待・・!!」 「お休み、セイア。ボクの最後の息子」 そしてウィドの制止も聞かず、ゲイトはスイッチを押し込んだ。 「お休みなさい」と呟いたセイアの姿を、ゆっくりゆっくりカプセルの蓋が覆っていく。 ウィドが見ているスピードよりも蓋が閉じる速度は速かった。 ウィドがカプセルの蓋にかじり付いた時、既に内部にはレプリロイドの活動を停止させる霧が噴出した後だった。 「セ・・・イア」 半透明の蓋から見えるセイアの姿は、本当にただ眠っているかのように静かで、綺麗だった。 ウィドは糸が切れたようにその場に崩れ落ちた。 セイアが消えてしまった。セイアが目の前からいなくなってしまった。セイアが、もう自分の名を呼ぶこともない。ウィドにとっては――永遠に。 沈黙。 ただ沈黙だった。 俯くゲイト。膝をついて崩れ落ちたウィド。眠るセイア。誰も口を開かない。 低く唸る様々な機械の駆動音も、廊下から聞こえてくる雑音も、何もかも聞こえない。 世界は真っ白になってしまった。真っ白になって、何も見えない。 「・・・・・セイア」 その名を呼ぶ声を、ウィドとゲイトは聞いていた。無意識に呟くウィドのそれでなく、そう云ったのはゲイトの方だった。 「体内にリミテッドを残留させるロックマン・セイヴァーはいつまたイレギュラー化するかわからない。 誕生した三体のリミテッド体の戦闘力を計算に入れれば、次もまた勝てる保証などどこにもない。 一歩間違えばセイア自身がボク等の最大の敵になる危険性だってある。 ・・懸念した上層部の決定さ。勝手なものさ、今までセイアに頼りきりだったのに、アクセルが入った途端に危険分子は排除するなんて」 「何故、誰もそれを俺に云わなかった」 「・・極秘だからさ。他の隊員は何も知らない。セイアは殉職したとでも伝えるんだろうね。・・・それにこれはセイアの意思だ」 あの幼い少年が自らに課せられた運命とどれだけ闘ったか、ゲイトだけが知っていた。 一体セイアはどう思ったのだろう。最強のハンターとして無遠慮に自らを戦火に投入しつつ、最後には己を消そうとする組織に対して。 いつか伝えなければならない親友への別れを、少年がどれだけ恐れていたのか。 ゲイトの白衣をぐしょ濡れにするまで泣いた幼い息子の顔を、ゲイトは生涯忘れることはないだろう。 「あーあ、思ったとおり。二人して湿っぽい顔してる」 場違いな明るい声。反射的に振り返ると、呆れた顔の少年レプリロイドが立っていた。アクセルだった。 「セイアは――そうか、もう寝ちゃったんだね。全くボクに挨拶もなしに寝ちゃうなんて水臭い」 重苦しい雰囲気を逃がすようにドアを開け放ち、アクセルがセイアの眠るカプセルに歩み寄る。 そっとそれに手をあてて、中に眠る少年の顔を見た彼は、振り返らないままに言い放つ。 「羨ましいよ。二人がね」 「羨ましいだと・・?」 「ああ、羨ましいね」 全力で殺気をまき散らすウィドに、アクセルは変わらぬ口調でそう返す。 それどころかウィドに顔を近づけて、小さく口の端を持ち上げて見せた。 「ボクはセイアに一言も別れの挨拶をして貰えなかった。それに較べて君はどうだい、ウィド?」 「黙れ!貴様に何がわかる・・!」 「わからないよ。ああ、わからない。わかりたくもないね、そんな自分勝手な気持ち」 掴み掛かってきたウィドを軽く躱し、アクセルは尚も云う。 擦れ違いざまに足を引っ掛けられたウィドは、受け身も取れずに床に倒れ込んだ。 「・・それとも君みたいに取り乱して見せれば満足?」 「貴様・・!」 「そりゃ悲しいさ、ボクだって。ゲイト博士だってそうに決まってる。それとも不幸なのは自分だけだとでも思った?」 レプリロイドは泣かない。泣く機能を持っているのはエックスとセイアだけだからだ。 それはアクセルも例外ではない。それでもアクセルは泣いていた。感情を押し殺したまま泣いていた。涙声のまま、ウィドに囁いていた。 「セイアはボクに一言も云わずに眠っていった。でも君にだけは別れを告げていったんだ。それがどれだけ辛かったか、君にはわからない?」 「・・・」 「そりゃセイアは勝手だよ。せめて別れの挨拶くらいして欲しかった。君の気持ちだってわからないわけじゃない。 でも・・きっとセイアだって必死に闘って」 「もういい」 ウィドが立ち上がった。ヒヤリと冷たい声を放ちながら。これがあのウィドかと思う程、哀しく声を響かせながら。 その瞳には、生気がなかった。まるで自分の中の全てを奪われたように、その目は酷く機械的で・・。 「もういい。もう、いい」 「ウィド」 バグった音楽プレイヤーのように、ただその一言を繰り返すウィド。アクセルは目を細めて彼の姿を見た。 ウィドはなんの感情も宿さなくなった瞳で、ゲイトの机の上にまとめて置いてあったセイアの武装のうち、一本のサーベルを手にとった。 いつもセイアが愛用していたエックス・サーベル。それを懐にしまい込むと、ウィドはひたひたと幽霊のように出口へと向かっていった。 「ウィド君、どこへ行くんだ!」 ウィドは答えない。 「ウィド!」 ウィドの肩を掴んだゲイトの腕を、閃光が斬り落とした。ウィドが振り抜いたエックス・サーベルによる斬撃だった。 途端にゲイトの肩からオイルが勢いよく噴出し、床を染める。 至近でそうされたウィドも当然オイルを浴びるが、何も云うどころか表情すら変えなかった。 「ウィド、何を・・!」 「邪魔を、するな」 アクセルの制止も振り切って、ウィドは行方を眩ませた。 そして二度と帰ってくることはなかった。 この世から処分されたロックマン・セイヴァーは、目の前の惨劇にも目覚めることなく、ただ静かに眠り続けていた。 その後ゲイトの必死の捜索にもウィドは見つからず、何年もの時が過ぎていく。 ゲイトはその後ベースの担当研究員の任を降りた。最後の息子までをも失ってしまった自分にけじめをつける為に。 抹消されたロックマン・セイヴァーは未だ眠り続けている。いつ目覚めるともわからない、永遠の時を。 その後も大きな闘いは何度もあったけれど、決してセイアは起きなかった。アクセルを始めとする現存のハンター達がそれをおさめていったからだ。 やがてシグナスが任を降り、エイリアが退職し、ダグラスは戦火へと消え、セイアが存在していた頃の世界は少しずつ姿を消していった。 それでもウィドは見つからなかった。ウィドを知る者さえ、少しずつ少しずつ消えていく。 そしてセイアとウィドの存在を知る者が全ていなくなった頃、世界は大きな変化をとげるのだった。 ネオ・アルカディアという、大きな変化を・・・。 ありがとう 兄さんへ―― あなたは沢山のことを教えてくれました 沢山のものをくれました ありがとう 兄さんへ―― あなたは強い心をくれました あなたは僕に剣をくれました ありがとう――友人達へ あなた達は僕を受け入れてくれました あなた達は僕に笑顔をくれました ありがとう――みなさんへ あなた達がいてくれたから 僕は楽しかったです とてもとても楽しかったです 暖かな人生を歩めました 全てが僕の想い出です ごめんなさい――親友へ あなたを置いていく僕をどうか許してください あなたと過ごした時間は 僕の宝物だから... さようなら――親友へ
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ロックマン・モデルX ロックマン・モデルX 解説 武装Xバスター通常ショット ダッシュバスター 一段階チャージ 二段階チャージ 三段階チャージバスター「ダブルチャージ」 ライブメタル・モデルXの特殊能力 解説 ライブメタルモデルXをロックオンし、ロックマンとなった状態。 Xバスターを装備し、ダブルチャージショットが使用出来るなどXシリーズのエックスに近い印象。 近距離の豆連射攻撃は大したことがないので、その点はダッシュ豆攻撃や回避行動からのチャージ攻撃でカバーするといい。 …というか、チャージ攻撃一つで十分なぐらい高スペックである。 チャージバスターは攻撃力が高く、時間的コスト以外の問題点はないので、中~遠方からの攻撃ではZXシリーズ最強の性能を誇る。 チャージ時間もZXの二段階チャージと同じ時間でダブルチャージまでできるので効率が良い。 (ダメージ面ではOXのO.I.Sフルチャージバスターとほぼ同じだが、こちらは長時間硬直しない点、自由に打てるので有利である。) モデルXを始め、各種ロックマンではダッシュや壁蹴りが可能となる。 ダッシュ壁蹴りはロックマンゼロの仕様とは違い、蹴った壁の方向を向いたままになる。 ダッシュは途中で十字キーを逆方向に入力することによりクイックターンが可能。 水中でロックオンした場合は着地するまでLX以外は移動および方向転換ができない。 これらは他モデルも共通なので、他のモデルの項では省略する。 通常は物語の進行によってモデルZXに変身可能になるとこのモデルXになることは出来なくなるが、 条件を満たすことで最後まで使用できるようになる。(隠し要素) O.I.Sも属性攻撃も持たない。 武装 Xバスター メインウェポンのみで、メイン・サブボタンの区別は無い。 (ロックマンX8のように片側でチャージし、もう片側で豆などは無理。) これを応用し、Rボタンを押しっぱなしにして擬似オートチャージ→Yボタンでの発射が可能。 画面上に最大3発(チャージを含む)までエネルギー弾を発射可能。 通常ショット 威力値2。 いわゆる豆。歩きながら撃つと高度が少し下がる。 ダッシュバスター 威力値3。 歩きバスターよりもさらに高度が下がる。 一段階チャージ 威力値6。 少し大きめのエネルギー弾を発射。 二段階チャージ 威力値10。 大きいエネルギー弾を発射。 三段階チャージバスター「ダブルチャージ」 威力値12×3。 二段階チャージ弾に加えて、二発目に更に強力なチャージショットがストックされる。 ストックは周囲に2つの赤い螺旋状のエネルギー弾を伴った青いエネルギー弾。 ボスに対しては連鎖値の関係で1ヒットしかしないが、二段階チャージ弾から連続して当てる事が可能で 遠距離武器としては絶大な威力を誇る。 ザコに対しての場合普通3ヒットするが、壁判定があるザコのみ密着して撃つと1ヒットしかしない。 ストックされるので事前に溜めておいて発射せずにいることもできる。 硬直は無いに等しく、攻撃ボタンが2つあるのを生かし押さえていないボタンを使い間髪入れずに素早く撃つことができる。 ロックマンX2のダブルチャージに近い印象だが、硬直時間や片方の腕だけで撃つ(方向転換をしない場合)点など特徴は異なる。 ライブメタル・モデルXの特殊能力 モデルXをロックオンした上で、他のライブメタルを更にロックオンできる。 このダブルロックオンによってヴァンとエールは本来適性の無いモデルの力が使える(設定上のお話) 店頭PVの「ライブメタル・モデルXのダブルロックオン機能」がソース。 他のモデルのようにゲーム内で何か特殊な動作ができる…などの能力は無い。
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みなさんお待たせしました! 『流星のロックマン 3』いよいよ発売です! プロデューサーのホリケンこと堀之内 健です。 しかし去年『流星2』を発売してもう1年! 早いものですね~!! ファンの皆さんには非常に長い時間だったと思いますが、実はゲームを作るには1年はとても短い期間だったりします。 特に“流星”ぐらいの規模とクオリティのゲームを1年に1本出し続けるのは本当に大変で、開発チーム一同には、毎年「血のにじむような!」努力を続けてもらっています…。 でもロックマン開発チームは大変優秀なので、そんな苦しいスケジュールにも負けず、常に「前作よりももっと面白く!」という風に頑張ってくれてるので、毎年毎年“流星のロックマン”もパワーアップしてるんですね! さて、そんな具合で『流星3』でもいろいろとパワーアップしていますが、今回はある意味、ゲーム作りの根っこの部分から見直した部分が大きいです。 このサイトを見てくれるファンの人は、既にプロモーションビデオや公式サイトなんかを見てくれてると思うけど、『流星1』や『流星2』とは違った雰囲気に気づいてくれているんじゃないかな??? 『流星3』では、あらためてゲームコンセプトや世界観、はたまたロックマンのデザインまでじっくりと見つめ直して、“僕たちが流星のロックマンで表現したかったこと”や“ロックマンでは何が本当に面白いのか”について、開発チームのみんなでとことん考えました! 僕が言うのもなんですが、過去最高の面白さになったと思います★ ところで、『BLACK ACE』と『RED JOKER』、みなさんはどちらのver.をやるかもう決めてますか? クリスマスプレゼントに買ってもらう人は、まだ迷っているかもしれませんが、じっくり考えて決めてくださいね。 でもあんまり迷ってると初回特典なくなっちゃうかも……!? 迷った人は最初のフィーリングで、いい感じのニュアンスで決めちゃってください♪ 「どっちをやっても損はさせないから、お店に急げ!!!(笑)」 最後に一言、 流星のロックマン 3、最高に面白いです。 そして、泣けるよ!? エンディングまで楽しみにゲームをプレイしてください☆ NDS『流星のロックマン 3』公式サイト
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第一話 「よし・・行くぞ!」 エックスは、掛け声と共に目の前の扉を、 問答無用のチャ-ジ・ショットで破壊した。 そして、そのまま煙に紛れてのダッシュで内部に突入する。 エックスは屈んでバスタ-を、 セイアは直立してサ-ベルを構えた。 ゆっくりと晴れていく煙の先から、確かな人影が見えた。 そして、数秒後には、その人影は完全に二人の視界に入った。 「・・!」 「なっ・・。」 白衣を着用し、頭髪は白髪。 白衣には”W”の文字を入れた、老人型レプリロイド。 そして、老人の隣には、頭一つ分ほどの小さなカプセルが設置されている。 カプセルは、何かの液体で満たされており、コポコポと泡が立ち上がっている。 中には、何やら脂ぎった豆腐の様な物体が浮かんでいる。 「フフフ・・待っていたぞ、ROCKMAN。」 驚愕する二人を尻目に、老人は静かに口を開いた。 「お前・・か!・・VAVAを復活させたのは!」 エックスが叫んだ。 その額には、異常なまでの冷や汗が浮かんでいる。 それは、この老人の発する、妙なプレッシャ-のせいだ。 わけのわかない“何か”。 まるで、何度倒しても復活してくる、あのシグマを前にしているような。 「ククク・・ロックマンが二人・・。ついにこの時が来た。」 「っ・・質問に答えろ!!」 プレッシャ-を跳ね返すように一喝するが、 老人は全くと言っていいほど動じていない。 不意に老人は右手を上げた。 すると、小さな光が現れ、一枚のリングへと姿を変えた。 そして、それをエックス目掛けて投げつけた。 「っ!?」 リングはエックスに着弾すると共に、そのサイズを急激に変え、 エックスの身体を拘束した。 避ける間もなかった。 「兄さん!・・・この野郎ぉぉぉ!!」 サ-ベルを振りかぶり、勢いよく斬り掛かる。 が、老人は高出力の光剣を、何ごとも無いようにアッサリとかわした。 そして、歳を感じさせない回し蹴りで、セイアを吹き飛ばした。 「ついにこの時が来た・・ワシの敵・・ワシのライバル・・ワシの天敵。 ROCKMANに復讐するこの時がな!!」 復讐・・? 天敵・・? ROCKMAN・・? セイアの頭の中に次々と疑問符が飛び交う。 何を言っているんだ? 第二話 そして、エックスの脳裏には、ユ-ラシア墜落事件時にシグマが言っていた、 “素晴らしいパ-トナ-”と言う言葉が蘇った。 「まさか・・貴様・・あの時・・シグマに・・!!」 「フフフ・・その通りじゃ。シグマを使って貴様を殺し、 ゼロを覚醒させようとしたんじゃがな。 所詮はオモチャ。余興に過ぎない。 ただの役立たずじゃった。」 そう言って老人はニヤリと笑った。 その目には、あのVAVAをも凌ぐ狂気が宿っている。 「じゃが・・奴の全デ-タはコピ-済みじゃ。 もう少し役に立ってもらおうか?出るのじゃシグマ!!」 老人が右手を振り上げると同時に、背後の暗闇から、 一体の人影が出現した。 印象的なスキンヘッド。 目から鼻にかけての青いアザ。 「これが・・シ・・グマ・・?」 話しには聴いていたが、その余りの威圧感に緊張を隠しきれていない。 でも・・倒さないと。 セイアは咄嗟に身構えた。 しかし、その瞬間には既にシグマは、セイアの視界から消え去っていた。 「っ!?」 危なかった。 途轍も無い速さで繰り出されたシグマの攻撃を、 なんとかサ-ベルで受け止めることが出来た。 しかし、それがやっとだった。 余りの重さに両手がブルブルと震えてしまう。 「くぅ・・うぅ・・はぁぁぁ!!」 直ぐ様バランスを崩させ、超高速のパンチラッシュを浴びせ掛けるセイア。 しかし、次の瞬間には、セイアの腹部に鈍い衝撃が走っていた。 気がつくと、エネルギ-の宿ったシグマの拳が、 セイアのみぞおちに直撃していたのだ。 「ぐっ・・・げほ・・。」 力無く膝を突き、咳き込むセイア。 ア-マ-の上からだとは言え、内臓にかなりのダメ-ジがあったのか、 口元を抑えていた掌が、真っ赤な血の色に染まっている。 今のセイアは無防備だ。 しかも、シグマがこの隙を逃す筈などない。 シグマは、背中に装着されていた、大型の斧を抜き、 大きく振りかぶった。 -やられる・・。 恐怖の余り、目を瞑った瞬間。 「あぁぁぁぁ!!」 「ほぉ・・。」 バチィィンと、エネルギ-の中和された音が、辺り一面に響いた。 エックスは、自らを拘束していたリングを、無理矢理に引き剥がしたのだ。 「マグマ・ブレ-ド!!」 肩に収納してある、ゼット・セイバ-を抜くと、 その刃は、いつもの蛍光色のエネルギ-ではなく、 灼熱の焔に変わっていた。 シグマは、標的をエックスに変え、バトル・アクスを振り下ろした。 第三話 鉄の焦げる匂いが鼻をつく。 エックスのマグマ・ブレ-ドと、 シグマのバトル・アクスが、正面から激突したからだ。 「くっ・・・そ・・。」 少しずつ、エックスのセイバ-が押し込まれていく。 完全に押しきられるのも時間の問題だろう。 「ぅ・・・・・っ!?」 キィンと言う甲高い音が響く。 それと共に、ゼット・セイバ-の柄が、勢いよく宙を舞った。 シグマのバトル・アクスは、そのままの勢いで、エックスに襲いかかったが、 咄嗟にエックスが避けたため、地面に叩き付けられた。 そして、エックスは直ぐ様バック転で間合を取った。 すると、跳んだ先では、既にセイアがバスタ-にエネルギ-を集中させ、 その銃口をシグマに向けて立っていた。 「喰らえぇぇ!!」 重い衝撃音と共に、銃口から、蒼いエネルギ-の塊が放たれた。 バトル・アクスを地面に叩きつけたことによって、バランスが崩れ、 シグマは今無防備な状況にある。 一瞬の轟音が耳を打つと共に、シグマは蒼いエネルギ-弾に呑み込まれた。 多量の煙が辺りを舞う。 「セイア・・油断するな。こんな程度でやられるような奴じゃない。」 落下してきたセイバ-を、パシッと受け止めるエックス。 そして、再び握り直し、その蛍光色の刃を発生させる。 「・・うん・・。」 セイアも肩のサ-ベルに手をかけた。 除々に煙が晴れていく。 それに比例して、中の人影がゆっくりと視界に入ってくる。 「・・・・来る!」 エックスが叫んだ。 地面を蹴る音と共に、シグマが大きく跳び上がった。 「っ!」 上昇していくシグマに向け、セイアはバスタ-を連発したが、 その全てはシグマのバトル・アクスに叩き落とされてしまった。 そして、シグマは直ぐ様アクスを振りかぶり、落下の勢いと共に振り下ろした。 「・・電刃!!」 すかさず電撃を帯びたライジングで迎撃するセイア。 甲高い激突音と同時に、サ-ベルとアクスが火花を散らす。 「隙だらけだぜ!!喰らえ!!」 その隙にエックスのフルチャ-ジ・ショットの蒼い閃光がシグマを包み込んだ。 しかし、甘かった。 「なにっ!?うぁぁ!!」 セイアが気がついたときには、バスタ-をものともしないシグマの豪腕が、 セイアの頭を鷲掴みにしていた。 落下の勢いに任せ、セイア地面に叩きつける。 「あぁぁぁぁ!!」 全身に激痛が走った。 押さえた口もとに、微かな赤い液体が付着している。 第四話 「うぉぉぉ!!」 怒りを露にし、エックスはセイバ-を抜き、降下様に振り下ろした。 しかし、その剣撃が、シグマの身体を斬り裂くことは無かった。 素早くバトル・アクスを手にしたシグマが、ゼット・セイバ-を柄ごと吹き飛ばしたからだ。 カラァンと言う乾いた音を立てて地面に落下するセイバ-の柄。 「くっ・・・。」 縦斬り・・横斬りと迫ってくるアクスを避け、 エックスはバスタ-を向け、連続的に放った。 ダメ-ジを与えるつもりは無い。 シグマの注意を、セイアから自分に向けさせるためである。 不意にシグマの眼部に光が宿った。 やばい! 思った瞬間には、それは一筋の光となり、エックスに迫っていた。 ギリギリで回避したものの、右肩のア-マ-を削り取られた。 次は躱せない・・。 エックスが覚悟を決めた瞬間、突然シグマが大きくバランスを崩した。 起き上がったセイアが、不意にシグマに足払いをかけたからだ。 一瞬の隙が生じた。 「「今だ!!」」 「滅閃光!」 「トライア-ド・サンダ-!!」 拳に宿したエネルギ-・・滅閃光と、 瞬間的にチャ-ジを完了し、出力を増したトライア-ド・サンダ-が、 直接的にシグマの身体に流し込まれた。 「やっ・・・っ!?」 ズン・・と言う、何とも言えない衝撃が、 セイアの背中を走った。 「なっ・・?」 激痛が走る。 鮮血が滲む。 セイアの背中に、シグマのバトル・アクスが突き立てられたからだ。 「くっ・・うぁぁぁぁ!!」 思い出したような悲鳴が辺り一面に響く。 セイアは、背中を押さえる姿勢で膝を突いた。 「シグ・・マ・・貴様・・!!」 エックスのバスタ-にエネルギ-が収束していく。 それを確認したシグマは、邪悪な笑みを浮かべると共に、 セイアの背中からバトル・アクスを引き抜いた。 「うぉぉぉ!!」 一直線に放たれた蒼い閃光。 一片の狂いも無い正確な射撃ではあったが、 それはいちも簡単にシグマに叩き落とされ、多量の煙を発生させた。 そして、その瞬間には、既にエックスの姿はなかった。 「っ・・くそぉ・・。」 出血は止まった。 幸い、ア-マ-が頑丈に造られていたため、軽傷ですんだが、 ノ-マル状態で受けていたら、命は無かっただろう。 サ-ベルを地面に突き刺し、それを杖にして立ち上がる。 そして、眼前の攻防に視線を向ける。 素早い剣撃、拳・・蹴り。 エックスにとって、接近戦は余り得意分野では無いはずだ。 しかし、そんな事はセイアも百も承知。 シグマのアクスの様な武器を持つ者に対して、射撃攻撃は無力に近い。 無論・・シグマの様な手練が相手の時の話だ。 しかし、接近攻撃ならば、その巨大さ、リ-チの長さゆえに、 どうしても隙が生じてしまう。 エックスは、そこを狙っているのだ。 「っ・・兄さ・・。」 セイアのバスタ-に、蒼と紅の光が収束していく。 そして、完全に膨張しきったバスタ-の狙いを、 シグマに定めた。 第五話 バトル・アクスをセイバ-で受け止め、素早く蹴りを放つ。 しかし、威力が足りない。 余った左腕で豪快に殴り飛ばされ、エックスは勢いよく後方へ吹き飛んだ。 シグマは、エックスを追う形で前方へ飛び、アクスを振りかぶった。 エックスは回避することが出来ない。 このまま振り下ろされれば、シグマのアクスが、エックスをモノの見事に真っ二つにする事だろう。 しかし、シグマのバトル・アクスが、エックスを真っ二つにする事は無かった。 「ハァ・・ハァ・・僕はまだ・・ハァ・・終わっちゃいない!!」 セイアの放ったプラズマチャ-ジ・ショットが、豪快にシグマを包み込んだのだ。 しかし、効果はない。 セイアの姿を確認したシグマは、標的をセイアに定め、 飛び込んできた。 「うぉぉぉぉ!!」 アクスをサ-ベルで受け止め、受け流しつつ、サ-ベルをアクスごと吹き飛ばさせる。 そして、直ぐ様拳の連撃を浴びせ掛ける。 「はぁぁ!!」 強烈な火花が両者の間でスパ-クする。 スピ-ドは僅かだが、シグマが上。 「がはっ!!あぁぁ!!」 一瞬の隙を突かれ、セイアはシグマの拳によって、 地面に叩き付けられた。 -身体が・・動かない・・。 立ち上がろうと、地面に手を突くが、力が入らず、 身体を持ち上げることが出来ない。 -やられる・・。 シグマは、足元に転がっていたアクスを拾い上げ、 ゆっくりとした動作で振り被った。 「っそぉ・・シグマぁぁ!!」 途中弟への攻撃を阻止しようと、エックスが飛び込んできたが、 その攻撃はいとも簡単に受け流され、続けざまのシグマの攻撃によって、 エックスはその場に平伏した。 シグマの冷笑に背筋が凍る・・。 逃げられない・・。 殺される・・。 セイアの頭の中で、二種類の文字が飛び交う。 「っ・・・うぁ・・。」 声が出ない・・。 このままやられちゃうのか? このまま真っ二つにされてしまうのか? しかし、シグマのアクスがセイアに到達することは無かった。 「・・えっ・・?」 その瞬間、現れた紅い影が、一瞬にしてシグマを吹き飛ばした。 「なっ・・まさか・・ゼ・・ロ・・兄さ・・?」 紅い影がゆっくりと振り返った。 全身真っ赤な鎧を着た、長い金髪の青年。 何故・・? 自分の兄であるゼロは、数十分前の闘いで、自分が葬ってしまったはず。 目を見開いたまま、立ち上がろうともしないセイアに、 ゼロと呼ばれた青年は、ゆっくりと歩み寄ってきた。 第六話 「大丈夫か・・?ロックマン・セイヴァ-・・セイア・・だったな?」 ゼロはセイアを優しく抱き起こし、そう言って微笑した。 「初めまして。オレはゼロ・・お前のもう一人の兄・・って事になるか?」 「あ・・ゼロ兄さ・・どうして・・?」 ようやく声が出た。 他にも色々と聞きたいことはあった。 しかし、今はなにより、彼がどうしてここにいるのかが知りたかった。 それに、ゼロについて、エックスは「ユ-ラシア墜落事件の時から行方不明」と聞かされていた。 「でも・・信じてるんだ。きっとゼロはどこかで生きてるって・・。」 そう言った兄の顔が忘れられなかった。 なんとか立ち上がったのか、エックスが小走りに走り寄ってきた。 「ゼロ!ゼロ・・!生きてたんだ・・。」 「当たり前だろ?大体・・シグマごときにやられてたまるかよ。 まっ・・オレ自身どうやって復活したかなんてわからねぇよ。 気がついたら動けるようになってたんだ。」 ゼロは、そこまで言うと、肩のセイバ-を抜き放ち、 吹き飛んだシグマに視線を向けた。 「ゼロ兄さん・・?」 「感動の対面はここまでだ・・。シグマはオレが引きつける。 その間に、エックス・・セイア、お前達はあのジジイをなんとかしてくれ。」 ゼロは言い終わる前に、飛びかかってきたシグマに剣撃を浴びせ掛け始めた。 セイアとエックスは、深く頷くと、瞬間的なダッシュで、 部屋の隅に立っている、白衣の老人に立ちはだかった。 「ふん・・ゼロ・・か・・まさかオリジナルが生きているとはな。 まぁいい・・今ごろ奴など用済みなのじゃからな。」 老人は、視線の先で剣を振るう、紅き闘神に対して、 忌々しそうに呟き、口の端を上げた。 「まぁ・・今はそれよりも・・。」 老人の視線がセイアとエックスに向けられる。 充血したような赤い瞳からは、シグマを越える”何か”を感じとることが出来た。 「も・・もぉ逃げられないぞ!!」 セイアは叫ぶと同時に、足元に転がっていたサ-ベルの柄を拾い上げ、 光剣を発生させた。 「エックスの弟・・ロックマン・セイヴァ-・・。 そしてロックマン・エックス!・・ハッキリ言ってガッカリしたぞ?」 「なに・・?」 エックスは目を細めた。 「たかがシグマ程度にあそこまでてこずるとはな・・。 残念じゃよ・・ROCKMAN・・。」 「ロック・・マン・・?」 違う・・彼の言っているROCKMANは、 自分達の名前のロックマンじゃない・・。 伝説のレプリロイド・・ROCKMANの事・・。 「まだ判らないか?ふっ・・判らないじゃろうて・・。 記憶を封じたのか?まぁいい・・。 このままの貴様たちを殺すことも出来るが、 それではワシの気が済まん! 今・・貴様等の記憶を取り出してやろう・・。」 その瞬間、老人の両手から放たれたエネルギ-球が、 防御する暇もなく、二人を拘束した。 『なにっ・・?うぁぁぁぁぁ!!』 凄まじいエネルギ-の流れと共に、二人の頭にある映像が走った。 第七話 いつからだっただろう・・? 俺・・いや僕は、世界で初めて『心を持ったロボット』を生み出した天才科学者ト-マス・ライト博士によって、 家庭用お手伝いロボット『ロック』としてこの世に生を受けた。 博士や・・妹のロ-ルと一緒にくらす毎日は、とても幸せだった。 でもね・・そんな幸せも、長くは続かなかったんだ・・。 ある日突然・・僕の兄弟であるロボット達が、人類に反旗を翻し、街を破壊し始めた。 悪の科学者アルバ-ト・W・ワイリ-博士によって、兄弟は改造されていたんだ・・。 もはや軍や警察なんかが敵う相手じゃなかった・・。 どうすればいい・・? 僕はただ黙って見ているだけなのか? ううん・・それは出来なかった。 気がついたら、僕はライト博士に、 「僕を戦闘用に改造してください!!」 と叫んでいた。 別に悔いはなかった・・みんなの平和を勝ち取りたかったから・・。 平和を象徴する蒼い鎧を着て、僕は戦地へと旅だった。 僕は「ロックマン」になったんだ。 闘いは辛かった・・。 何度挫けそうになったことか・・。 それでも僕は・・なんとかワイリ-の所まで辿り着いて、 彼の野望を阻止した。 やっとこれで平和になるんだ・・。 でも・・それで終わりじゃなかった。 それから幾度となく、僕はワイリ-と闘った。 何度も何度も何度も何度も何度も。 いつしか僕の名前は、家庭用ロボット「ロック」としてではなく、 戦闘用ロボット「ロックマン」として、世間に知れ渡っていた。 そして・・数えて十回にも及んだワイリ-の世界征服の野望を打ち砕いた後・・ 一旦、世界は平和になったかと思われた。 でも・・ある日ワイリ-は、見たことも無い紅いロボットを連れて、僕に闘いを挑んできた。 ロボットの名は「ゼロ」・・世界初の「進化するロボット」。 僕は全力で応戦した。 最初は僕が優位に立っていた・・でも・・ゼロは闘えば闘うほど強くなっていった・・。 それでも僕は・・なんとかゼロを相打ちに持ち込んで・・。 悔いはなかった・・みんなの平和勝ち取りたかったから・・。 大破した僕は・・ライト博士に回収されて、新たな技術を持って生まれ変わった。 僕・・俺は「ロックマン・エックス」として・・。 後世で何かが起こったときの救世主として、俺はカプセルに封印された。 カプセルを見つけたのは、21世紀の天才科学者ジェ-ムス・ケイン博士だった。 封印状態のまま彼に発見された俺は、なんとかケイン博士の解析によって封印から醒めた。 その時、なんらかの理由で記憶を失っていたけれど・・。 思えば・・その時記憶を失ったからこそ、今の俺がいるんだと思う。 百年前の宿敵・・ゼロもまた、「赤いイレギュラ-」として捕獲され、 ハンタ-への道をたどった。 そして出会った俺達は・・自分達の生い立ちも知らずに、無二の親友となり、 その絆の深さによって、何度も世界を危機から救った。 皮肉な話しだ・・。 第八話 未だに頭がボンヤリとしている・・。 過去と現代の自分は統合された。 過去の「ROCKMAN」としての自分と、現代の「ロックマン・エックス」 そして「ロックマン・セイヴァ-」としての自分。 「ふん・・ようやく思い出したようだな・・。 ROCKMAN・・。」 老人は、ブンブンと頭を振る二人に向かって、口の端だけを上げる笑みを浮かべた。 そして、エックスよりも先に意識を覚醒させたセイアは、一瞬の驚愕を覚えた。 目の前にいる老人と、蘇ったばかりの記憶の中の人物の姿が一致したからだ。 「ま・・まさか・・まさか貴様は・・。 Dr.・・ワイリ-・・?」 呟くように問うと、老人は答える代わりに、再び口の端を上げた。 「ワイリ-・・!!」 バスタ-を老人・・いやワイリ-に向け、戦慄するエックス。 「何故だ・・?何故・・!! お前は・・お前は生きてるはずなんか・・。」 当たり前だ。 Dr.ワイリーは百年前の人物。 しかも、その時点で既にかなりの高齢だったはず・・。 なのに・・何故? ワイリ-は、無言で自分の脇のカプセルを指さした。 「・・・?」 目を細め、改めてカプセルの中身に視線を走らせる。 緑色の液体で満たされたカプセル。 浮かんでいるのは、脂ぎった豆腐のような物体・・。 見たことがある・・。 いつだっただろう? 必死に記憶の端っこを掘り返してみる。 「・・なっ・・まさか・・!」 「なに?なに・・兄さん。」 「まさか・・貴様・・!!」 右手で口元を覆う。 その顔色は、セイアから見ても明らかに青い。 「そうじゃ・・ワシの・・脳じゃよ。」 『!!?』 「貴様と相打ちになったゼロ・・あやつを修理していたときじゃ・・。 ようやく修理が終わり、あやつを起こした瞬間・・ワシはあやつに・・。 死ぬ寸前・・以前造っていた、医者型ロボットに、ワシの脳を摘出させたのじゃ。 もはや!ワシの目的は世界征服ではない!! ROCKMAN!貴様に復讐することじゃ!!」 明らかにおかしい・・。 セイアはそう悟った。 自分がロックだった時も、彼は悪の心を持っていた。 しかし、それ以上に非常に人間らしい一面もあった。 確かにワイリ-の立場から見れば、自分達は憎むべき敵だろう。 しかし、その異常な執着心はどこから来るのだろう? 「ワイリ-・・いいだろう!!来い!相手になってやる!! そして・・総ての闘いを終わりにしよう・・!!」 エックスは静かに、それでいて確かな口調で、己のバスタ-をワイリ-へ向けた。 ワイリ-は、不気味に笑うと共に、サッと片手を上げた。 それに反応し、ワイリ-の背後から、ドクロの装飾品をつけた戦闘機が、 壁を派手に破壊し、出現した。 ワイリ-は、元人間とは思えないほどの跳躍力でそれに乗り込んだ。 戦闘機は、そのドクロの両目を不気味に発光させた。 「ワイリ-・マシン・パ-フェクト・・覚悟しろエックス!セイア!」 ワイリ-が叫ぶと共に、ドクロの両目から、超出力のエネルギ-弾が、 一発・・二発・・三発。 「っ・・レイ・スプラッシャ-!!」 セイアは、直進してくるエネルギ-弾を、ジャンプで飛び越え、 当然のように追尾してきたそれを、黄金のマシンガンで相殺した。 そして、その間にファルコン・ア-マ-を転送したエックスが、 既にチャ-ジしていたバスタ-を、ワイリ-・マシン目掛けて、一気に放った。 「喰らえぇぇぇ!!」 第九話 針のように鋭く、素早いチャ-ジ・ショットは、ワイリ-・マシンの装甲を撃ち抜くことは無かった。 着弾する寸前、ワイリ-・マシンの展開したバリアが、いとも簡単にバスタ-を弾き返したからだ。 セイアが続けて、スト-ム・トルネ-ドを放ったが、やはり直撃する寸前、拡散し、消滅した。 「フハハハ!!貴様等のパワ-程度で、このバリアが破られるか!」 マシンの上部に搭載されているマイクから、勝ち誇ったようなワイリ-の声が響く。 「なら・・これはどうだ!」 エックスの白い鎧は蒼い光に包まれ、次の瞬間には、滑らかな外装の黒い鎧に姿を変えていた。 忍者の様な外見に、フェイス・マスク。 そして、今まで蛍光色だったゼット・セイバ-が、その出力を大幅に増し、 黄金の光剣へと姿を変えた。 エックスが地面を蹴った。 セイアには、その姿が掻き消えたように見えた。 「えっ?」 「なんじゃと!?」 「円月輪!!」 エックスが出現したのは、ワイリ-・マシンの上部。 エックスは、瞬間的に跳躍し、天井に張りついていたのだ。 降下様に、エックスが振り下ろした黄金の光剣は、 容赦無くワイリ-・マシンのバリアを斬り付けた。 破れてはいない。 しかし、ほんの刹那の間、ワイリ-・マシンのバリアはグニャリと歪んだ。 セイアはそこを見逃さなかった。 「いっけぇぇぇ!!」 バチバチとプラズマを帯びたエネルギ-弾が、 歪んだバリアを突き抜け、マシン本体に撃ち込まれた。 直撃。 しかし、装甲が厚いため、ダメ-ジの程は全くと言っていいほど無かった。 「ふん・・やりおるわ・・。これはどうじゃ!」 「なっ・・?冷たい・・。」 ワイリ-・マシンの放つ、確かな冷気を、セイアは察知していた。 ワイリ-・マシンの周りの空気が、瞬時に冷やされている。 学校の理科の時間で習った、水分が凍結する温度は、確か零度だったから・・。 いや・・今感じる、この冷気は、零度なんて生暖かい温度では無い。 「気をつけろ!来る・・!!」 エックスが叫んだ瞬間、待っていたかのように、ワイリ-・マシンを周りを、 大量の氷弾が取り囲んだ。 二人がそれを確認した瞬間には、それは既に放たれていた。 「うぉぉぉぉ!!」 エックスは円月輪。 セイアはプラズマチャ-ジ・ショットで、氷弾を消しにかかるが、 その余りの量に、相殺しきることが出来ず、数発の氷弾が、二人の身体に撃ち込まれた。 飛び散る鮮血すら、その氷弾によって凝結し、塊となって床に転げ落ちる。 そして、セイアとエックスのア-マ-の持つ熱によって、 一瞬にして氷弾は溶け、辺り一面を水蒸気が満たした。 これでは視界が悪い。 エックスもセイアも、大したダメ-ジは受けていないが、これでは敵の動きを捕えることが出来ない。 無論、ワイリ-・マシンに赤外線スコ-プなどが搭載されていることは、 セイアでさえ察しがついた。 「うぉぉぉぉぉぉ!!」 「ぬっ!?」 突然の咆哮。 それと共に、満たされた蒸気が、少しずつ歪み始めた。 そして、次の瞬間蒸気が晴れた。 現れたのは、目一杯のエネルギ-をバスタ-に込めた、セイアの姿だった。 放たれたプラズマチャ-ジ・ショットは、正確極まりない射撃ではあった。 しかし、やはり直撃の寸前、先程のバリアに弾かれた。 「ハァ・・ハァ・・。」 「ゼロとエックスの力を合わせ持つ・・ロックマン・セイヴァ-。 ふん・・ROCKMAN特有の諦めの悪さじゃの。じゃがな!!」 次に放たれたのは、先程の氷弾から一変し、灼熱の炎弾だった。 色から察するに、第三次シグマ大戦時に、シグマが放っていた炎など、足元にも及ばない火力だ。 「セイア、伏せろ!」 直ぐ様セイアを伏せさせ、炎弾に向けてバスターを向ける。 エックスを包む鎧は、既に先程のシャド-・ア-マ-では無かった。 白を基調としたカラ-リングの、エックスが第三次シグマ大戦時に使用した、 通称サ-ド・ア-マ-。 以前、エックスが破棄した残骸を、エイリアとゲイトが解析し、 フォ-ス・ア-マ-同様、完全ではないにしろ、復活させたものだ。 「フロスト・シ-ルド!!」 放ったのは、絶対零度の氷によって作られた、氷のミサイル。 第十話 凄まじい回転を施したフロスト・シ-ルドと、灼熱の業火は、音を立てて空中で激突した。 最初は互角に思えた出力であったが、除々にフロスト・シ-ルドに亀裂が走り、 次の瞬間、砕け散ると共に蒸発してしまった。 「ショットガン・アイス!!」 勢いを緩めずに直進してくる炎弾に向け、避けきれないと判断したセイアは、 直ぐ様、氷の散弾で迎撃したが、 「なっ・・うぁぁぁ!」 何の障害もないとでも言うように、アッサリとショットガン・アイスを打ち消した炎弾は、 跳躍で回避しようとするセイアを尻目に、彼の身体をその灼熱の炎で包んだ。 「フロスト・タワ-!」 一方エックスは、炎に身体を包まれながらも、すぐに巨大な氷柱を発生させ、それを打ち消した。 「ハァ・・ハァ・・マグマ・・ブレ-ド!!」 ゼット・セイバ-を抜き、灼熱の刃を収束させる。 そして、持ち前の瞬発力で、瞬時にワイリ-・マシンの眼前に出現したエックス。 「無駄じゃと言うに!!」 ガチャリとマシンの一部に搭載されている、何かの射出機の様な機械が、向かってくるエックスに向けられた。 そして、一瞬の溜めの後、常識では考えられないほどの出力で、一本の巨大なレ-ザ-を放った。 「!?」 斬り付ける瞬間に、飛び上がっていたのが運の尽きだった。 空中では方向回避すらする事が出来ない。 いや・・もしこれが地上だとしても、この一瞬では、例えエックスでも回避できなかっただろう。 声を上げる暇もなく、エックスの身体は、緑色の閃光に包まれていた。 しかし、次の瞬間、閃光の中のエックスの姿が、瞬時にして掻き消えた。 「えっ?・・。」 エックスと同様、フロスト・タワ-で炎を打ち消したセイアは、突如として姿を消した兄に、 小さく声を上げた。 「なんじゃ!?」 「灯台下暗し・・ってね・・喰らえ!!」 強威力のバスタ-発射音が、セイアの耳を打った。 掻き消えた兄の姿を、軽く頭を振りつつ探索すると、エックスはワイリ-・マシンの丁度死角となる、 真下にバスタ-を上に向ける形で立っていた。 エックスは、レ-ザ-が放たれる直前に、ソウル・ボディによって創った自らの分身と、 密かに入れ替わっていたのだ。 放たれたバスタ-は、バリアの張られていない、無防備のワイリ-・マシンに直撃し、 先程、エックスに向けて放ったレ-ザ-の射出機を、モノの見事に粉砕してみせた。 「ぬぅ・・小癪な!」 スピ-カ-から響く、ワイリ-の声は怒気を孕んでいる。 次にマシンが放ったのは、バリバリと電撃を帯びたエネルギ-弾。 弾速が凄まじい。 「!?しまっ・・。」 「フルム-ンⅩ!!」 今まさに直撃しようとする電撃弾は、咄嗟に放たれたセイアのフルム-ンⅩが、 横に押し込む形で弾道を曲げてられていた。 第十一話 「Ⅹ・滅閃光!!」 間髪入れずに、エネルギ-を灯した己の拳を、思い切り地面に叩き付けたセイア。 次の瞬間には、ゼロの真・滅閃光を上回るほどの巨大なエネルギ-波が、 勢いよく、大破し地面の露出している床から噴出した。 当然、土煙が辺りに充満していく。 手応えがない。 恐らく、回避したか、バリアで防ぎきったか・・。 バスタ-のチャ-ジが完了したエックスは、自分とセイア目掛け、次々と放たれるワイリ-・マシンの攻撃を、 ゼット・セイバ-で撃ち落としつつ、蒼い閃光を帯びた銃口を、 目の前の土煙に向け、放った。 直撃はしなかった。 しかし、そのエネルギ-は、辺りの土煙を晴らすには充分すぎるほどだった。 「電刃Ⅹ!」 続けてセイアが、待っていたと言わんばかりに、エネルギ-を収束させたサ-ベルを、 思いきり左から右へかけて一閃し、蒼いエネルギ-波を放った。 放たれたそれは、回避しようとするワイリ-・マシンの右端の部分を、 まるで豆腐でも斬り裂くかのように、アッサリと切断してしまった。 「生意気な・・。」 ワイリ-・マシンの下部に搭載されている、巨大な銃口から、 ドス黒いエネルギ-弾が、次々と放たれた。 連続的に発射されたそれを、セイアは真月輪で撃ち落とし、 エックスはチャ-ジ版フロスト・シ-ルドで防ぎきった。 しかし、最後に放たれた特大のエネルギ-弾は、真月輪を粉砕し、 フロスト・シ-ルドを撃ち抜き、二人の身体を包んだ。 だが、次の瞬間、先程と同じように、エネルギ-弾の中の二人の姿は瞬時にして掻き消えた。 「ぬっ・・またか・・。」 「ソウル・ボディ・・そして旋墜斬!!」 「同じく・・ライジング・ファイア!!」 上空と足元。 既に二人は同時に入れ替わっていた。 セイアの滑空しながらの剣撃と、エックスの打ち上げる形の炎。 ワイリ-は、慌ててバリアを発生させるも、旋墜斬がバリアを歪ませ、 その歪みを突き抜けたライジング・ファイアが、ドクロの頭部部分に位置する、 バリア発生装置と思われる機器を、粉々に破壊した。 「なにぃぃぃぃ!?」 驚愕を帯びたワイリ-の声が響いた。 昔、何度も何度も聞いた、その声。 しかし、彼は今や人間ではない。 かといって、レプリロイド・・ロボットにすらなれていない。 セイアもエックスも、それが酷く悲しかった。 それでも・・撃たなければ・・。 セイアとエックス、二人はバスタ-の銃口をワイリ-・マシンに向け、 集中できるだけ、総ての力を注ぎ込んだ。 『これで最後だぁぁぁぁ!!』 「馬鹿なぁぁぁぁ!!」 次の瞬間、二人分の蒼い閃光が、放たれた凍結弾、炎弾、エネルギ-弾をものともせず、 完全にワイリ-・マシンを包み込んだ。 第十二話 「ハァ・・ハァ・・くっ・・。」 蛍光色のセイバ-を握りしめた紅い影。 巨大な斧を振りかざした紫色の影。 先程から、その二つの凄まじい攻防が、数十分に渡り繰り広げられていた。 しかし、総ての武装、ラ-ニング技を使用して立ち向かったゼロだったが、 戦況は未だに武装がバトル・アクスしか無い筈のシグマが有利だった。 「くっ・・うぉぉぉぉ!!」 荒い息を無理矢理に整え、ゼロは吠えた。 左手をバスタ-へ変形させ、目の前のシグマへ向けて、連続的に放つ。 シグマは、放たれたそれを、全て右手一本で掻き消し、 左手のアクスを振り下ろした。 リ-チは完全に届いていない。 しかし、アクスの振りが巻き起こした、エネルギ-の波、衝撃波と呼べるモノが、 ゼロのア-マ-を、バタ-の様にアッサリと斬り裂いてみせた。 「っ・・ぐぁぁ!!」 短い悲鳴を上げ、ゼロはその場に膝を突いた。 ア-マ-の胸部が、右肩から左腰にかけて斬り裂かれている。 余りの切れ味に、損傷はア-マ-を突き抜け、生身の身体にも及んでいる。 右手で傷口を抑えつつ、フラリと立ち上がるが、 闘いのダメ-ジと出血によって、意識が朦朧としてしまっている。 セイバ-を地面に突き刺し、左手のバスタ-を構える。 そして、エネルギ-を放とうとした瞬間。 ドン・・と鈍い衝撃が、ゼロの左手を走った。 左手のバスタ-が暴発したのだ。 当たり前だ。 この激戦の中、出力以上のエネルギ-を、何千発と放っているのだ。 その余りのエネルギ-環境に、例えゼロの身体とてついていくはずが無い。 「ぐぁっ・・くっ・・。」 カラァン・・と右手のセイバ-が滑り落ちた。 そして、代わりに、空いた右手で左腕を握りしめる。 シグマは、ゼロのその様子に、心底邪悪な笑みを浮かべ、 わざとゆっくりとした動作で歩み寄ってきた。 一思いにアクスで斬り裂けばいいモノを・・。 シグマは、それをせず、自身の拳でゼロを殴り飛ばし、倒れ込んだゼロを左足で踏みつけた。 既にダメ-ジが限界に達していたゼロのア-マ-に、 音を立てて亀裂が走る。 抵抗しようにも、もうシグマの足を振り払うことも不可能だ。 第十三話 ---オレは・・オレは・・。 不意に意識が遠ざかっていく。 恐らく、次に気を失ったら、もう二度と目を覚まさないだろう・・とゼロは密かに確信していた。 ---オレは・・何をしているのだろう・・? 一体自分は何のために生まれた? それは・・ワイリ-が宿敵ROCKMANを破壊する。 それだけの為。 ---一体オレに何が出来たんだ・・?・・アイリス・・。 記憶の片隅で頬笑む少女。 答えが返ってこないと判っていても、ゼロは自問し続ける。 ---すまない・・アイリス・・オレは・・。 彼女との最後の時間が頭を過る。 彼女が絶命する寸前・・自分に呟いた言葉・・。 あれは・・一体何だったのだろう? ---オレは・・。 「オレ達レプリロイドは・・結局みんな・・イレギュラ-なのか!!?」 第四次シグマ大戦。後に「レプリフォ-ス大戦」と呼ばれる事件。 元凶のシグマを倒し、総監ジェネラルが命をかけて地球への攻撃を阻止したスペ-ス・コロニ-。 崩壊していくコロニ-の中から、なんとか脱出ポッドを見つけ出し、 地球へと帰る、冷たい宇宙空間で、ゼロは一人自問していた。 「なんで・・どうしてこうなっちまうんだよ!!?」 その問いに優しく答えてくれる者はもういない。 「結局・・誰も護れなかったんだ・・アイリス・・。」 数時間前、自らが葬った少女を想う。 ---彼女が何をした? ただ・・平和を望んでいただけ・・。 ---なぜオレは殺すことしか出来なかったんだ・・? あの娘がイレギュラ-だったから・・? ---そうか・・イレギュラ-なんだ・・。 そう言って納得させた。 誰でもない・・自分を・・。 ---でも・・あの娘は誰も殺しちゃいないし、傷つけてもいない・・。 オレに刃を向けただけ・・そうだろう? 彼女は最後・・なんて言ったのだろう・・? ---一緒に・・レプリロイドだけの世界で暮らしましょ・・? そんなものは幻・・幻なんだ・・! ---ふふ・・そうよね・・でも・・信じたかった・・。 アイリ・・ス・・。 ---ゼ・・ロ・・わた・・のぶ・・きて・・。 『ゼロ・・私と兄さんの分まで生きて・・』 それが、彼女の残した最後の言葉。 「あぁ・・約束するよアイリス。オレは・・。」 そっと呟き、ゼロは眼を閉じた。 第十四話 ---アイリス・・すまない・・その約束は・・守れそうにない・・。だが・・。 グッと全身に強張らせる。 ギシギシと関節が悲鳴を上げるが、そんな事はどうでもよかった。 今は・・シグマを倒す・・それだけだった。 自分を踏みつけているシグマを、思いきり振り払い、 拾い上げたセイバ-で、連続的に斬り裂く。 シグマは、ゼロの突然の行動とダメ-ジによって、驚愕と悲鳴の声を上げた。 疾風を撃ち込み、シグマを後方へ押しやる。 ---コイツだけは・・絶対に連れていく・・。大元はオレの責任だ・・。 不思議と身体中の激痛は無くっていた。 その代わりに、誰か暖かい腕に包まれているような、そんな感覚さえした。 ---そしてオレ死んだら・・お前の所へ行って・・謝りに行くよ。 いつの間にか、ゼロの身体を、炎のような真紅のオ-ラが包んでいた。 それは覚醒を意味する。 しかし、それは前回の禍々しい赤紫色のオ-ラではない。 過去の破壊神としてのゼロと、現代の紅き闘神としてのゼロは、今統合された。 ---すまない・・そして・・。 無言でセイバ-を頭上に掲げる。 蛍光色だったそれは、オ-ラに呼応するかのように、その色彩を真紅へと変えた。 そして、それに比例するかのように出力を増し、数秒後には天井に届いてしまうほどに巨大化していた。 途中、シグマのアクスが巻き起こした衝撃波が、ゼロを襲ったが、 その衝撃はゼロ本体に届く寸前に、真紅のオ-ラによって掻き消された。 それを見たシグマは、大きく目を見開いた。 そして、続けざまに走り込み、アクスを振りかぶった。 直接的にアクスを撃ち込むつもりなのだ。 しかし、その刃も同様に、オ-ラに触れた途端、粉々に砕け散った。 「幻夢・・零・・!!」 ---ありがとう・・。 振りかぶったセイバ-を、大きく上から下へと振り下ろす。 そして、悔し紛れにシグマが張ったバリアを、無駄な抵抗とばかりに破壊し、 なんとか防ごうとするシグマ本体を、いとも簡単に真っ二つにした。 「消えろ・・シグマ!!」 セイバ-を横に放り捨て、右手をバスタ-に変形させる。 そして、二つに別れたシグマの身体に、容赦無くバスタ-を浴びせ掛けた。 轟音と共に、シグマの身体が完全に消滅してしまっても、ゼロはバスタ-を撃つのを止めなかった。 ---判った・・お前が望むなら・・アイリス。 オレはこの世と言う地獄の中を、這い蹲ってでも生きてやる。 だが・・オレ自身が・・お前の望んだ平和の障害になってしまような事があれば・・。 オレは・・。 静かにオ-ラが消え去った。 右手を素手に戻し、放り捨てたセイバ-を拾い上げる。 激戦の中で、メットの消失してしまった、金の髪を、軽く両手で上げ直した。 ゼロはこの時、ある決意を胸に抱いていた。 次回予告 ついにワイリ-を倒した!・・かのように思えたけど・・。 奴の怨念はこんな程度じゃ終わらなかった。 僕達は決着をつける・・百年前からの因縁に。 そして必ず帰るよ・・フレッドの・・クリスの・・みんなの所へ! 次回「ロックマンXセイヴァ-改定版最終章~別離・・そして・・~」 「お前が・・お前が全部悪いんだぁぁ!!」
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ボス弱点 ライフアップ(全8個) サブタンク(全2個) EXアイテム 武器エネルギータンク アーマーブレードアーマー シャドーアーマー 効率の良い攻略ルート(ボスの弱点を突いた場合) アルティメットアーマー 黒ゼロ 入手可能パーツ (救助) ナイトメア現象 ナイトメアS現象 ボス弱点 ボス エックス ゼロ コマンダー・ヤンマーク アローレイ 裂光覇 ブリザード・ヴォルファング マグマブレード 翔炎山 ブレイズ・ヒートニックス グランドダッシュ 旋墜斬 メタルシャーク・プレイヤー メテオレイン 円水斬 レイニー・タートロイド アイスバースト - グランド・スカラビッチ ヤンマーオプション ヤンマーオプション シールドナー・シェルダン メタルアンカー 落鋼刃 インフィニティー・ミジニオン ガードシェル ガードシェル ゼロ・ナイトメア ゼットセイバー - ハイマックス 特に無し 特に無し ダイナモ メテオレイン 円水斬 ナイトメアマザー メタルアンカー 落鋼刃 ゲイト 無し 無し シグマ(第一形態) メタルアンカー 落鋼刃 シグマ(第二形態) グランドダッシュ 旋墜斬 ライフアップ(全8個) エックスとゼロで別個に取得。 入手ステージ 必須要素 解説 アマゾンエリア(ヤンマーク) なし ステージ序盤の分岐ルート(上下に分かれる場所)を下に進み、トゲ天井の下の空間。 北極エリア(ヴォルファング) なし ステージ中盤(最初の下り坂)の隠しルート(ナイトメア・ファイアでルートを開く)の空間。 マグマエリア(ヒートニックス) ステージ中盤の分岐ルート(上下にゲートがある場所)からシャッターを通過せずに真上に進んだ場所。 エックスならブレードアーマー、ゼロなら2段ジャンプで進むのがベスト。ナイトメアアイアン発生時かつナイトメアアイアンを破壊する手段がない時は取得不可能。 リサイクル研究所(メタルシャーク) なし ステージ後半のプレス地帯、一番奥のくぼんだ場所。 イナミテンプル(タートロイド) 正規ルート終盤のコアが配置された空間、左下から2番目の段差の奥の場所。ブレードアーマー(マッハダッシュ)かシャドーアーマー、もしくはダブルバリアの無敵時間を利用。 セントラルミュージアム(スカラビッチ) 3体目のトーテムゲートで出現するルート(右上がりの坂)の終盤地点。 (ランダムでルートが変化するので、出現するまで粘るしかない) レーザー研究所(シェルダン) ボス部屋前の分岐ルートを下に進み、ワープポイントのある空間のトゲの上。 兵器開発所(ミジニオン) なし 中ボス(2戦目)撃破後に出現するワープポイントに入り左端。パーツカプセルの裏。 サブタンク(全2個) エックスとゼロで共有。 入手ステージ 必須要素 解説 アマゾンエリア 高くジャンプできる要素いずれか ステージ序盤の下り坂を進んで、左下に降りる場所を上に昇った地点。エックスならハイジャンプ+ハイパーダッシュ、ゼロの2段ジャンプで行く) マグマエリア 別エリア(ダイナモ戦のルート)の途中に配置。 EXアイテム エックスとゼロで共有。 入手ステージ 必須要素 解説 北極エリア ステージ中盤(最初の下り坂)の隠しルート、下のトゲの上に配置。 ナイトメア・ファイア発生状態。 武器エネルギータンク エックスとゼロで共有。 入手ステージ 必須要素 解説 レーザー研究所 別ルート(ダイナモ戦のルート)序盤のトゲの上に配置。 アーマー 前作に引き続きプログラム制。それぞれのアーマーは4つのプログラムを集めなければ完成しない。 ゼロでも入手可能。 ブレードアーマー パーツ 入手ステージ 必須要素 解説 フットパーツ アマゾンエリア 序盤最初に下を降りた場所を右に進んでいった空間。 アームパーツ 兵器開発所 別ルート(ダイナモ戦のルート)を左へ進んだ場所。 ヘッドパーツ セントラルミュージアム 4体目のトーテムゲート空間に配置。(空間が決まるのはランダムなので、出現するまで粘ること。) ボディパーツ レーザー研究所 分岐ルートを下に進み、レーザーで扉を開けた地点を左に進む。(通り抜けられる壁の、さらに左に進んだ地点に配置) シャドーアーマー パーツ 入手ステージ 必須要素 解説 フットパーツ 北極エリア ステージ中盤の分岐ルート地点(氷が垂直落下する場所)を上に進む。 (エックスはパーツ装備のジャンプorマッハダッシュ(上)、ゼロは2段ジャンプがベスト) アームパーツ マグマエリア ステージ中盤の分岐ルート(上下にゲートがある場所)を上に進んだ場所。(エックスならブレードアーマー、ゼロなら2段ジャンプで進むのがベスト) ヘッドパーツ リサイクル研究所 ステージ前半のプレス地帯終盤、左のプレスを進んで下を降りて右に進んだ場所。(右へ進むにはハイジャンプ+ハイパーダッシュがベスト) もしくは、アイスバーストとハイパーダッシュ ボディパーツ イナミテンプル 正規ルート終盤のコアが配置された空間、一番右上のトゲ通路の先。 ダブルバリアの無敵時間を利用するか、マッハダッシュで移動していく) 効率の良い攻略ルート(ボスの弱点を突いた場合) ヤンマーク→スカラビッチ→ヒートニックス→ヴォルファング→タートロイド→メタルシャーク→シェルダン→ミジニオン(以降ループ) ※ゼロメインで使う場合 タートロイド(裏ルート、ゼロナイトメア撃破)※裏表含め全レプリロイド救出(セイバープラス入手)、ファルコン推奨 ↓ シェルダン(表) ↓ ミジニオン(表、イルミナはガードシェルジャンプ斬りで一発、ミジニオン戦もガードシェルバグが 泡破壊に使える) ↓ タートロイド(表) ↓ ヤンマーク(表・ハイパーダッシュ装備でサブタンク回収) ↓ ヴォルファング(表) ↓ メタルシャーク(裏・ハイマックス撃破 ショックアブソーバー入手) この時点でゲイトステージに乗り込んでOK、最初の針エリアが2段ジャンプで超えられる人はヴォルファングを倒さなくてもいい アルティメットアーマー ゲームスタート画面で『←×3 →×1』と入力してからスタート。 オープニングステージでアルティメットアーマーが出現すれば成功。 黒ゼロ ゲームスタート画面で『L1×3、R2×1』と入力してからスタート。 仲間に加わったゼロの色が黒くなっていれば成功。 ※一つのデータにアルティメットと黒ゼロ両方を出現させるのは不可能。 入手可能パーツ (救助) 入手ステージ 入手可能パーツ アマゾンエリア スーパーリカバー、ラピッド5、ライフリカバー 北極エリア ショットイレイザー、ハイジャンプ(別ルート)、ウェポンリカバー マグマエリア バスタープラス(別ルート)、アルティメットバスター、パワードライブ リサイクル研究所 ショックアブソーバー、セイバーエクステンド、ハイパードライブ イナミテンプル ハイパーダッシュ(別ルート)、セイバープラス(別ルート)、ウェポンリカバー セントラルミュージアム スピードムーブ、ハイパーチャージ、オーバードライブ(別ルート) レーザー研究所 エナジーセイバー(別ルート)、ダブルバリア(別ルート)、マスターウェポン(別ルート) 兵器開発所 マスターセイバー(別ルート)、スピードショット、チェンジエナジー ナイトメア現象 特定のステージで常に起こる現象。 発生エリア ナイトメア名称 ナイトメア解説 アマゾンエリア ナイトメア・インセクト 復活する虫メカが登場 北極エリア ナイトメア・アイス 断続的に氷が降ってくる マグマエリア ナイトメア・スネーク 巨大な蛇メカが複数出現 ナイトメア・マグマ 一発死のマグマ リサイクル研究所 ナイトメア・プレス 天井からプレスが迫ってくる イナミテンプル ナイトメア・レイン 酸性雨で少量のダメージを受け続ける セントラルミュージアム ナイトメア・ランダム ランダムで地形が変化する レーザー研究所 ナイトメア・レーザー ミラーに反射するレーザーが飛び交う 兵器開発所 ナイトメア・イルミナ 廃棄された巨大ロボ、イルミナが動き出す ナイトメアS現象 特定のステージへ行く事で別のステージに影響が出る現象。 別のナイトメアS現象で上書きされない限り、現象が消えることは無い。 ナイトメアS名称 ナイトメアS解説 発生元ステージ 発生対象ステージ ナイトメア・バグ 虫メカがプレイヤーの周りを回る アマゾンエリア マグマエリア、レーザー研究所) ナイトメア・フリーズ 一部の床が凍る 北極エリア リサイクル研究所 ナイトメア・ファイア 火山弾が降ってくる マグマエリア 北極エリア兵器開発所 ナイトメア・アイアン 鉄のブロックが出現 リサイクル研究所 マグマエリア兵器開発所セントラルミュージアム ナイトメア・ウインド 風が吹く イナミテンプル アマゾンエリアセントラルミュージアム ナイトメア・キューブ 動かせるブロックが出現 セントラルミュージアム リサイクル研究所レーザー研究所 ナイトメア・ミラー プレイヤーキャラの影が襲ってくる レーザー研究所 北極エリアイナミテンプル ナイトメア・ダーク ステージの一部が暗くなる 兵器開発所 アマゾンエリアイナミテンプル